家(住まい)づくりはほとんどの人にとって、一生に一度の大きな買い物です。
簡単に「今の家(住まい)はあまり良くないし、気に入らないから建替えようか。」というわけにはいきません。それゆえ、いざ家を増改築しよう、住替えようとしたときに、何に注意すれば自分の理想の家(住まい)が出来るのか、なにをどう選択すれば良い家に住めるのか、どこに相談して家(住まい)を増改築(リフォーム)するか、といった迷いや不安を抱かれる方もいらっしゃると思います。
目的に合わせたリフォームやリノベーションが重要です
増改築(リフォーム)やリノベーションを考えるタイミングっていつなのでしょう?
-
家の老朽化
- 床の傾きやきしみが気になる。
- 雨漏りやカビが気になる。
- 外壁や軒天の塗装が剥がれてきた。
- 排水管が詰まったり、異臭が気になる。
- 水道から赤い水が出るようになった。
-
住・生活環境の変化
- お子様の成長に伴い、子供部屋が必要になった。
- お子様が独立し、別に生活している。
- 両親と同居する事になった。
- 介護が必要になり、段差を解消したい。
- 使わない部屋が多く部屋を減らしたい。
-
今の家への不満
- 浴室が寒いので暖かい浴室にしたい。
- シャワー付きのトイレにしたい。
- キッチンをもっと使いやすくしたい。
- 間取りを変えて、LDK(リビングダイニングキッチン)にしたい。
- 壁紙を新しく張り替えたい。
など、様々な思いで増改築(リフォーム)・リノベーションを考える事がタイミングが有ると思います。
増改築(リフォーム)・リノベーションを考える際は、家族みんなで不満や希望を出し合って、こうしたいとという方向性・計画を長期的な目線で目標を立てて、良い家(住い)づくりをしてみましょう。
増改築(リフォーム)とリノベーションの違い
増改築(リフォーム)とは
老朽化した建物を新築の状態の戻すことをリフォームと言います。
基本的は、壊れていたり、汚れていたり、古くなった物や、部分を直したり、きれいにしたり、新しく交換したり、現状回復させることがリフォームです。いわいるマイナスの状態の建物をゼロの状態に戻す為の工事が多く、例えば、屋根や外壁の塗り直し・水廻り設備(浴室・トイレ・キッチン・洗面台など)の変更、壁紙の張り替え、段差の解消(バリアフリー化)、断熱性の高いドアやサッシへの交換などがリフォームに位置付けられます。
リノベーションとは
既存の建物を大規模に改修することです。
新築の状態より、性能を向上させ、いわいるマイナスの状態から+αまで建物の性能を向上させ、建物の価値を高めたりすることを意味合いとします。例えば、耐久性能・断熱性能・耐震性能の向上や、家族構成の変化で間取りを変更し広い空間を実現したり、増築や減築※して住・生活環境にあった改修を行うことなどがあてはまります。
予算を抑えながらアンティークな風合い等の空間を表現したり、カフェスタイルの空間表現したい場合にも向いています。
また、住みたいエリアが決まっていても、最適な売地が見つからない場合や、総予算を抑える為に、中古住宅を購入して、リノベーションされる場合も増え、近年注目が高まっています。
ご両親の介護に伴う増改築(リフォーム)
近年、高齢者の家庭内事故はさまざまな場所で発生しています。
住み慣れた家でも思わぬ事故が発生することもあり、ご家族のその後の人生を左右されるような後遺症を残すこともあります。事故を未然に防ぎ、ご家族が笑顔で暮らしていけるように。
共和建工では、長年住み慣れた家を安心して暮らせる家にリフォームすることで、高齢者の自立支援をしつつ、介護者の心身的な負担や介護の疲労を軽減する「介護」と「リフォーム」を融合させた「介護リフォーム」をご提案致します。
減築というリノベーションの形
減築とは
増築の反対の意味でわざわざ家を小さくすることです。近年、少子高齢化や人口減少を背景に注目が高まっています。少子高齢化に伴い一軒家を維持する事が大変になり、ワンフロアで生活できるマンションへ転居する人もいます。住み慣れた我が家を終の棲家を作るというスタイルです。
減築を考えるきっかけは
- 家族構成は変化し、空き部屋が多くなった。
- 高齢になり、将来を考えて、家の維持管理を楽にしたい。
- 建物が古いので耐震性に不安があった。
- 住み慣れた我が家に住み続けたいと思った。
減築を行うことよってのメリット
家が小さくなれば当然維持管理費費用も安くなります。
行うことによって考えられるメリットを上げてみます。
- 家族構成は変化し、空き部屋が多くなった。
- 高齢になり、将来を考えて、家の維持管理を楽にしたい。
- 建物が古いので耐震性に不安があった。
- 住み慣れた我が家に住み続けたいと思った。
リノベーションが注目されている理由
家を持つことが一人前の大人とされてきた日本では、「家は新築」が長い間ステータスとされてきました。約30年程度のサイクルで建替える「スクラップ&ビルド」を繰返してきました。
しかし近年、様々な建設業界の変化に伴う背景から、消費者から見た住宅価格とはほど遠い、販売価格で住宅は供給されるようになりました。その結果、住宅購入の選択肢に中古住宅という選択肢が生まれリノベーションが注目されるようになっています。また、環境問題意識を強く持たれる方が、近年非常に増加していることもリノベーションが注目されている理由の一つでしょう。
新築ではなかなか叶えられない自分理想の家づくりの実現や、ライフスタイルにあった家づくりの選択肢としてリノベーションが注目されています。
リノベーションのメリットとデメリット
リノベーションのメリット
-
① 自由に設計できること
リノベーションは、自分の洋服を自分好みで組み合わせるかのように、自分の理想の空間表現を手に入れることができます。
世界に1つしかない我が家が誕生します。既存の住いでは味わえない自分だけの理想空間を演出することが出来るのがリノベーションです。
-
② 物件の選択肢が増えること
自分が希望するエリアで希望どおりの土地・新築物件・新築マンションには、なかなか出会えないものです。
多くの方は理想の物件に出会えず、当初の条件に妥協してしまう傾向にあります。リノベーションを前提に物件探しを行えば、立地の選択肢が増え、住みたいエリアの条件を満たせる可能性があります。また、間取や内装、設備機器が多少悪くてもリノベーションすることで、あまり気を使う必要はなく、エリアや住環境さえ満たせばよいという部分もあるので、物件選択を増やすことができます。
-
③ 新築を建てるよりもコストをおさえることができること
既存住宅をリノベーションする場合は、解体して建て直すよりも20%~30%程安く済む事が多々あります。
中古物件を購入してリノベーションをする場合は、物件の価格にもよりますが新築よりも安い費用で理想の空間や住環境を手に入れることが出来ます。
リノベーションのデメリット
-
① 築年数が長いために耐久性に不安がある可能性があること
中古の戸建てやマンションを購入する場合には築年数を確認する必要があります。
昔は今のように厳しい工事管理が行われていなかったり、建築基準法の改正があり、現在の耐震基準を満たさない場合があり、別途、耐震改修などが必要となり、コストをおさえることができるメリットを活かせなくなる場合があります。
不安を感じる方は専門家に見てもらうことをおすすめします。
-
② 住むまでに時間が必要であること
リノベーションの場合、引き渡しまでに、建物調査・設計・工事などの作業が加わります。建築士との打ち合わせなども十分に必要で、引き渡しまでには大変な時間を要します。
打合せの時間が十分取れない方や、一刻も早く住みたいという方には、適切な方法ではありません。
-
③ ローンの金利が高くなる傾向があること
中古物件でリノベーションを行う場合に、住宅ローンを利用すると、リノベーションの費用はリフォームローンを利用する必要が出てきます。リフォームローンは一般の住宅ローンに比べて、金利が高い傾向にあります。
さらに、物件購入後の工事となる為、工事期間の家賃など二重払いが発生する場合もあり、資金計画をきちんと立てる必要があります。
既存建物の場合は建物の購入が無いですが、同様に、リフォームローンを利用することとなるので、同じような場合が発生することがあります。
リノベーションにかかる費用
まだご自分の物件をお持ちでない場合は、大きく分けて物件購入費用や諸経費の二つが必要です。
諸経費には、仲介手数料・登録免許税・司法書士報酬などがあります。物件購入時に確認すておくことをお勧めします。
尚、リノベーションは規模の大きな工事の為、通常のリフォームよりも費用は大きくなります。
ただし、工事の内容や部分でかかる費用も大きく変わります。例えば、建物をスケルトン状態まで解体し工事を進めるリノベーションと、外観や共有部分のみの工事を行うリノベーションでは、もちろんかかる費用も時間も違います。
行いたいリノベーションの内容を、ご家族で十分話し合うことをお勧めします。
また、リノベーションは規模の大きい工事の為、工事中の仮住まいや引越費用・家財等の一時保管場所などの費用も考慮しなければなりません。工事を開始するにあたっての、近隣挨拶・手土産や完成後の家具・家電・カーテンなどの費用も意外と必要となります。
引渡入居後も管理費(マンション)・固定資産税などの税金がかかります。
後悔しない家づくりを実現させる為にも、予めきちんと資金計画をたててリノベーションを行うことをお勧め致します。
宮城県知事許可 第8064号
- 所在地
- 〒985-0044 宮城県塩竈市母子沢町7-15
- 電話番号
- 022-363-2443
- FAX番号
- 022-365-2458